AQUA TOWNインタビュー記事 第一弾 『ブラジルの格闘技カポエイラ師範代 佐々木岳人さん』

AQUA COMMUNE
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カラダうるおいクリエイター
藤林源がお世話になっている
周りの素敵な仲間の魅力を伝えるために、
インタビュー記事を書くことにしました!!

その第一弾として今回は、

カポエイラを通して、『今をとことん楽しむ生き方』を具現化している
佐々木岳人(ささきたけと)さん

にインタビュー致しました。

 

『カポエイラ』という格闘技が教えてくれる

人生を楽しむための近道。また、佐々木さんが大事にしている

学校や職場や家庭とは異なる居場所としての

『サードプレイス』に関しての考え方などをうかがいました。

 

湘南でカポエイラのインストラクターをしている佐々木岳人さん

 

 

今回、インタビューさせて頂いたのは、

湘南エリアを中心にカポエイラを教えている佐々木岳人さんです。

 

10年以上カポエイラを教え続けている佐々木さんから

語られる生き方のポリシーが魅力的過ぎました。

 

まずカポエイラという

スポーツはどんなものかというと、

 

ブラジルの奴隷達が練習していたカルチャースポーツです。

格闘技と音楽、ダンスの要素が合わさったアート性があるものです。

 

奴隷が領主から隠れて集まって対抗するために格闘技

を練習していたとのことです。それも格闘技の練習ではなく

ダンスに見せかけた練習をすることで秘密裏に発達してきました。

 

 

動きはリズムに合わせて

蹴り技やアクロバットを組み合わせた

一体感のあるスポーツです。

 

格闘技でありながら

勝ち負けの世界ではなく、

場の一体感を味わうスポーツ。

※カポエイラの雰囲気を味わうために動画をご覧下さい。

 

 

 

佐々木さんは、

湘南エリアを中心に6クラス教えております。

 

 

http://shonan-capoeira.com/class/

 

 

藤林が驚いたカポエイラという文化

 

佐々木さんと出会うまで、

カポエイラをしている人に出会ったことはありませんでした。


 

まず、格闘技なの?

ダンスなの?

歌も歌うんですか?

 

え!しかもポルトガル語でーー!?

 

すごー!

 

瞑想的な要素もあるのーー!?

 

驚きでいっぱいでした。

 

佐々木さんが配信している動画を観ると
それぞれの要素が調和する
空間の一体感に感激しました!!



それを観て、このカポエイラの

魅力って奥が深そうだと常々思っていました。

 

 

藤林に映る佐々木さんの人柄

 


出会ったのは、

7年前のことです。

 

なんか藤林が、まだまだ

ポンコツで

『勢いで行動すること』

だけが取り柄の時代。

 

今は治療院に転職したばかりだけど、

なんかなんとなく、独立した時のために

『異業種交流会』なんかした方が、

経営者の方とかと繋がりができるんじゃないの?

 

って思い付きで開催した異業種交流会に
お誘いして、ご参加頂いたことがきっかけです。

 

当時ブログで湘南でカポエイラしている人がいると知り、

しかも考え方がめちゃくちゃ哲学的で
かっこいいと思い、メッセージしたのです。

 

その時は、交流会のノウハウもわからず、

思い付きだけの藤林は、

小学校時代とか中学校時代の
同級生ばかりを集めてしまいました。

 

それでも佐々木さんは嫌な顔をせず、
アウェーなはずなのに気さくにお話ししてくれました。

 

僕は起業に向けても

何度も交流会を重ねていて、

その後は、1人や2人しか集まらない交流会なども

ありましたが、そういう交流会に懲りずに参加頂けた人です。

 

なので、起業に向けて動く前から

交流がある人なのです。

今までもお世話になりっぱなしです。

 

佐々木さんの人柄は、

人のことを俯瞰して
フラットな視点で見れる人という印象。

 

佐々木さんは

湘南高校という
神奈川県トップクラスの名門校と
慶応大学という一流大学を出て、

 

僕だったら天狗になっちゃうような
学歴がありながら、
謙虚で一人一人の特性を大事にしていて、
その人の良さを見付けるのがうまい人。

 

そして、体のすみずみまでの

探究心がものすごい!

 

カポエイラでは動きながら

体の細かな部分まで

意思を通すことを大事にしていて、

外から見たら、少しの違いでも、

身体のどこに意思を繋ぐかを動きながら

ミリ単位で大事にしているのです。

 

動く瞑想といわれるように

体を動かしながら、

ご自身と対話し、

そこに探求していく求道精神があることに
めちゃくちゃ尊敬します。

カポエイラに対しても
哲学的だし、
ブログを読んでも
生き方についても
哲学的に考えているところも好きです。

 

常識の枠では捉えずに
自由な発想で生き方を考えた
時に、空想の自由ではなく、
現実に根差したところでの自由の作り方。

そんな発想も佐々木さんを彩る
魅力のひとつだなあと思います。

 

 

 

 

 

 

 

カポエイラを教える上での重要ポイント


僕がインタビューをした時に
面白いなあ!!かっこいいなあ!!って

思ったことがあります。

それは場作りや空間作りにかける想いが
すごかったのです!!


カポエイラを教える上で大事にしていることは、

その人自身の自主性やその人の
在り方を大事にするということ。

 

 

そしてそんな中でレッスンの『場』自体が

お互いに調和していき、旋律となるとおっしゃっておりました。

 

だからこそ、

その時その時の場が

生き物であり、一つとして同じ瞬間はないもの。

 

その空間に居心地の良さを覚える人達が

カポエイラに魅了されて集まってくるようです。

生き様自体に人が集まってくるという
流れが本当にこれからの生き方として
求められる在り方のひとつだなあと感じました。

自分の生き方を楽しんでいるうちに、
そこがひとつの『たまり場』となり、
それが気付いたら、
それぞれの人生には欠かせない空間になっている。

そんな流れが佐々木さんが
作り出す空間には起こっています。

 

学校や職場などとはまた違う

『サードプレイス』としてのカポエイラの

居心地の良さが生まれています。

どんな肩書きの人もその肩書きを一度脱いで、

同じ場を共有し汗を流す。

その想い出と共に刻まれたものを
共有しそれぞれの人生に彩りを加えている。

それぞれの人生では
それぞれの方向を向いているでしょうが、
その各メンバーの色が集まって
色が混ざった状態に美があり、
そしてそれぞれの生活にまた戻る。

ここに『サードプレイス』としての
空間の力が働いているのです。

 

そして、

その場を作り出すための役割として

佐々木さんご自身の想いが、理念のように

レッスン全体の色をまとっている。

 

佐々木さんが大きな視点から

みんながそれぞれの個性を発揮できて、

イキイキできるような雰囲気を出せるということを

とても大事にしているのです。


 

 

 

 

 

カポエイラを通して新たな生き方を見せる

 

佐々木さんは、

カポエイラを通して、『新たな生き方』を見せるということも

大事にしています。


最近では少しずつ、

社会が『終身雇用や努力の果てに掴む自由』
という価値観が薄れつつあります。

しかし、だからといって
その価値観から抜け出そうともがいた先の指標に

悩む若者は多いと思います。

目指すものも
多様であり、
成功者を追い求めていても、
自分とのギャップにリアリティを
持ちづらいという人も多いのです。

なので、目指す人を探した時に
サンプルが見つけづらい現状。

自由な時代になり始めたからこその苦悩
いうものもありますよね。

 

佐々木さんは

『お金基準』とか『稼ぎ基準』の価値観ではなく、

『楽しさ基準』で生きる人生を選んだとおっしゃってました。

 

楽しく生きるということは

もちろん、みんながみんな目指したい人生であるのは当然ですが、

『イマココ』をどれだけ楽しむか。

これを我慢せずにできている人が少ない。

 

 

老後の自由というものを、労働で買っている社会が

長年の集合的無意識だったと。

 

それについて、佐々木さんは、

お預けをくらう人生ではなく、

イマココのその瞬間の時間を大事にする生き方や

『お金基準』ではなく『楽しさ基準』で考えられているかを大事にしています。

 

こんな生き方しているよということが、

悩む若者達の希望になれればとおっしゃっておりました。

 

 

やりたいことを我慢しながら老後の自由を待ち遠しく生きる生き方
はしたくないですよね。
でも多くの人はそう思いつつもそれを当たり前だと思っている。

20代の時間の価値と70代の時間の価値を

一緒にしてはいけないというお話です。

 

いかに『今』にフォーカスするか。

 

20代や30代だからこそできることを我慢していること。

例えば今食べたい!と思ったものを

お金も時間も冷凍保存して

それを70代になったら解凍して食べるという感覚は、

20代の頃に食べていないし、経験していない状態。

このように

後回しするという癖ができてしまうと、

お金は本来人生を楽しむためにツールとして使うのですが、

冷凍して時間をずらしてしまうと

『今楽しむ』という本質を忘れてしまう。

 

だったら自分が『思いっきり好きなことを楽しむ生き方』を

世間に見せていこう!

と佐々木さんは考えています。

 

今を存分に楽しむということを

体現している大人が周りに
見本として存在するだけで、

これからの生き方のヒントになるのではないかという考え方には
僕も大変共感しました。

 

 

佐々木さんがしていることは、

カポエイラの楽しさや、

イマココを生きることの大事さ
を背中で語ることでもあるように感じました。

それに気付き始めた人が

その人自身の生きたい生き方をする

きっかけになったりすることがある。
そんな希望をたくさん感じました。

 

 

 

 

 

 

 

カポエイラにご興味がある人や始めたい人に向けて


カポエイラを始めたい人に向けて

佐々木さんからメッセージがあります。


—–

カポエイラは

アクロバット、楽器、歌、相手とのかけ合い、

格闘技などいろんなファクターがあり、

多角的なアプローチからやりたいことを見付けていくことができます。

 

非日常的なことが組み合わされていて、

人生に良い刺激となります。

 

そして、レッスン自体が、

社会的な肩書きは一切脱ぎ捨てた状態での

居心地の良い『サードプレイス』となればと思います。

カポエイラのレッスンでは、

大事にしていることに

『自由』と『楽しむ』ということが一番だと考えてます。

 

柔軟性もリズム感も運動神経も

楽しんでいるうちに次第についてくるもの。

 

いかに

その『場』を楽しめるか。

 

それがゆくゆくは人間離れしたアクロバットができるようにも

なるし、いろんな楽器を奏でることもできるし、

それを通した仲間作りにも繋がります。

 

楽しむという原点を大事にできる

人達は大歓迎です。

 
—–

 

 

 

インタビューを終えて

 

 

カポエイラを湘南で広めた第一人者として、

佐々木岳人さんのお話はとても興味がありました。

カポエイラというニッチなスポーツは
日本で仕事にできている人はほんの一握り。

そんな中、


『実現したいこと』と
『社会的風潮』を
冷静に分析している佐々木さんだからこそ、
やりたいことを実現するための
段取りが湧いてくるし、
周りの他力も発生し、
より実現に向かってきたのだなあと思いました。

 

こうして、改めてインタビューで

人生観や世界観を聴くと、

カポエイラへの想いだけでなく、

生き方の多様性についてのお話や

 

ご自身が人生通して示す

生きる楽しさを感じることができて

とても感動しました。

 

インタビューさせて頂き本当にありがとうございました!!


佐々木岳人さんやブラジルカポエイラ協会ACCCのリンク

FB:https://www.facebook.com/grilo.shonan
HP:http://shonan-capoeira.com/
アメブロ:https://ameblo.jp/ko-rogi-grilo

 

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