情報/知識/技術
疼痛抑制姿勢 コリと姿勢の原因と結果
「姿勢が悪いから筋肉が固くなる」
と思っている人は多いと思います。
それも一理ありますが、
ほとんどが
結果と原因が逆なのです。
多くの場合、
「筋肉が縮むと痛いから、楽な姿勢を自然と取ってしまう」のです。
つまり、筋肉の伸び縮みの異常があってから、
それをかばうために姿勢が悪くなるのです。
これを疼痛抑制姿勢といいます。
猫背の場合も、
背中の筋肉が縮むと痛くなるから、
縮まないように、背中を丸める姿勢をとるのです。
そして、それ自体が、悪い姿勢なので、
その悪い姿勢を維持していると筋肉が緊張して、
血流が悪くなり、さらなるコリを招き、
さらなる姿勢の悪化につながるのです。
また、
脚を組むのもお尻の中殿筋を
無意識に伸ばそうとすることで
組んでしまうことが多いのです。
脚を組むのもお尻の中殿筋を
無意識に伸ばそうとすることで
組んでしまうことが多いのです。
筋肉の仕組みとして、
伸び縮みをしてこそ良い状態が保てます。
しかし、血流が悪かったり、
ケガによって伸び縮みしにくい状態になると姿勢も悪くなります。
伸び縮みしやすくするには、
姿勢を良くしようとすることでは改善しません。
ほぐしたり、必要なストレッチをして、
筋肉が伸び縮みしやすい状態を作るのです。
それでこそ、姿勢改善につながるのです。
そして、心理的に
体を小さくしようという心理が働いている人も
猫背になりやすいです。
潜在意識的に
『存在感を消したい』と
考えている人は胸を張って生活はしないのです。
小さく小さくなるような姿勢になり、
呼吸も浅くなります。
このように物理的に硬い場合や、
心理的に丸めようという場合もあり、
どちらにしても
姿勢は『結果』のことが多いのです。
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