姿勢の歪みは環境への適応でもあります

姿勢の歪みは
環境への適応でもあるのです。

痛みを緩和するために
姿勢が変わるというのも
そのひとつ。

このことは、
疼痛抑制姿勢と呼ばれます。

なので、姿勢が悪いから、
痛いという順番よりも、
痛いから姿勢が悪くなるという
ことも一般的に多いです。

また、考え方のひとつとして、
｢姿勢の歪みは
悪いこと｣だという
ジャッジ自体が
自分自身の体を苦しめることもあります。

環境に適応するために
姿勢が変わっていくという考え方です。
つまり進化のひとつです。

デスクワークを長時間できる体に進化しようと巻肩になるとか。

農作業を50年やった結果、腰が90度以上曲がっているとか。

体が環境に適応しようとして、
頑張って、体を使いやすいようにしてくれた
結果なんだなあって思います。

自分のライフスタイルに適応してくれた
体に対する感謝。

これこそが体には栄養になります。

頑張ってきた体が否定されてしまうと
頑張ってきた体がメッセージとして、
痛みを出したり、
筋緊張を強めたり、
交感神経を強めたりします。

体の声は
実は気付いてって
言ってますね。

もちろん、姿勢が崩れ過ぎると
二次的な痛みが出たり、他の問題も出てきます。

しかし、まず体がその状態に適応しようとした
背景には身体の無意識の適応があるという
すごさがあるということです。

そこを一度受け止めると
それだけ負担をかけていたんだなあと
身体との付き合い方をまた感じることができるのかと思います。

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